債務整理後でも結婚できるかどうかは、法律的な面では問題ありません。 つまり 債務整理 をしたからといって 結婚 の権利 を失うわけではなく、債務整理をしたことで配偶者の信用力が落ちるということもありません。

しかし 債務整理後は一定期間 クレジットカード や ローン の審査に通らなくなるため、結婚後の生活に影響が出る可能性があります。例えば、住宅ローンや車のローンを組む際には、自分名義では無理であったり、相手名義でも審査が厳しくなったりすることが考えられます。

また 債務整理をしたことは信用情報機関や官報に記録されるため、相手や親族にバレる可能性もあります。 これは 結婚前 に 相手 に 告白するかどうか の判断材料にもなります。相手や親族の反応は人それぞれですが、隠していて後からバレた場合は信頼関係が崩れる恐れもあります。
債務整理後でも結婚できる場合や相手や親族への影響が少ない場合の例を挙げてみましょう。

債務整理をしたことを相手に正直に告白し、相手が理解してくれた場合は、結婚に支障はありません。相手がお金に関する問題を気にしない人であれば、なお良いでしょう。
債務整理をしたことが信用情報機関や官報から消えた場合は、相手や親族にバレる可能性は低くなります。ただし、債務整理の種類や期間によって消滅するまでの時間が異なります。例えば、任意整理や個人再生は5年以内 、自己破産は10年以内 です。

相手や親族への影響が少ない場合の例は、以下のようなものです。
相手や親族がお金に寛容であったり、債務整理をしたことを評価してくれたりする場合は、影響は少ないでしょう。相手や親族が自分も同じような経験をしたことがある場合も同様です。
相手や親族がお金を扱わない職業であったり、信用情報機関や官報をチェックしない場合も影響は少ないでしょう。また、結婚後にクレジットカードやローンを利用しない生活スタイルであれば問題ありません。